ニンジン競馬クラブ(キャロット一口馬主ブログ)

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【サートゥルナーリア日本ダービー4着で陣営に激震】空気読めない浜中騎手の歓喜と対照的にお通夜のような角居調教師の無表情【キャロット】

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7017頭の世代頂点を決める令和最初の日本ダービーは、断然一番人気のサートゥルナーリアが直線であわやの失速。

サートゥル絡みの馬券を買っているファンの悲鳴を嘲笑うかのように、浜中騎手の空気読めない好騎乗で12番人気のロジャーバローズが道中2番手から直線よく粘ってV。

大多数の人がサートゥルナーリアの勝利を願っていましたが、いろんな意味で歴史的な波乱の決着となりました。 

おめでとう!浜中ジョッキー!

おめでとう!角居センセイ!

浜中騎手はデビュー13年目、ダービー挑戦6度目で晴れてダービージョッキーに。

角居調教師は2007年ウォッカ以来2回目のダービー制覇となりました。

ロジャーバローズ陣営のみなさん本当におめでとうございます。

念のため言っておきますが、ジョッキーに対して「空気読めない」と言うのは褒め言葉です。

空気など読まず、グリグリの人気馬を人気薄の穴馬で負かせば次回有力馬の騎乗依頼が舞い込むのがお約束です。

何卒誤解のないようにお願いいたします。(やや言い訳です。)

それにひきかえ圧倒的一番人気に推された皐月賞馬・サートゥルナーリアは直線伸び切れず4着。

キャロット、ノーザンファーム、レーン騎手、角居センセイの最強軍団に激震が走りました。

あれぇっ?角居センセイの名前がまた出てきましたが…

そうなんです、角居厩舎はサートゥルナーリアとロジャーバローズの二頭出しだったのです。(二頭出しはやっぱり人気薄ですね...)

角居センセイはダービーを勝ったのですから手放しで喜んでも良いはずなのですが、終始口を真一文字に結びお通夜のような表情をお崩しになりませんでした。

 

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レース後も、「人気の馬で勝てなくて残念。大事な馬を預かったのに申し訳ない。複雑な気持ちです。」と何かに怯えたかのようなコメント。

きっとサートゥルナーリアで勝ちたかったのでしょう。

いや勝たなければいけなかったのでしょう。

かわいそうに誰かにメッチャ怒られるんでしょうか...

さらにキャロットファームの秋田社長も「敗因は決めつけられないが、凱旋門賞には向かいません」と秋のフランス遠征断念をキッパリと明言。

対照的にロジャーバローズオーナーは鼻息荒く、凱旋門賞参戦にかなり前向きとのこと。

そんなハイテンションがさらにキャロット陣営の無念さを浮き上がらせます。

行くのであればロジャーバローズの遠征の準備をします」と言葉少なに消極的に語った角居センセイ。

それにしても「行くのであれば…」ってちょっと受け身すぎませんか?

センセイもう少し喜んでいいんじゃね?

そんな悲喜交々の第86回ダービーの見どころをいくつか振り返ってみます。

 

▼第86回日本ダービーの見どころ▼

 

第86回日本ダービーの着順

単勝 

① 9,310円 12人気

複勝 

① 930円 9人気 

⑦ 210円 3人気 

⑬ 190円 2人気

枠連 

①-④ 7,150円 18人気

ワイド 

①-⑦ 1,990円 18人気

①-⑬ 2,280円 20人気

⑦-⑬ 380円 3人気

馬連 

①-⑦ 11,200円 23人気

馬単 

①-⑦ 47,090円 66人気

3連複 

①-⑦-⑬ 12,050円 30人気

3連単 

①-⑦-⑬ 199,060円  355人気

   

1着 ロジャーバローズ  浜中俊 2:22.6  12人気

2着 ダノンキングリー  戸崎圭太 クビ  3人気

3着 ヴェロックス  川田将雅 2.1/2  2人気

4着 サートゥルナーリア  D.レーン 1/2  1人気

5着 ニシノデイジー  勝浦正樹 アタマ  13人気

6着 クラージュゲリエ  三浦皇成 クビ  7人気

7着 ランフォザローゼス  福永祐一 クビ  5人気

8着 レッドジェニアル  酒井学 1.1/4  11人気

9着 タガノディアマンテ  田辺裕信 2.1/2  15人気

10着 メイショウテンゲン  武豊 1  10人気

11着 マイネルサーパス  丹内祐次 1.1/4  18人気

12着 エメラルファイト  石川裕紀人 3/4  14人気

13着 ナイママ  柴田大知 1.1/4  17人気

14着 ヴィント  竹之下智昭 アタマ  16人気

15着 リオンリオン  横山武史 3  6人気

16着 シュヴァルツリーゼ  石橋脩 ハナ  9人気

17着 サトノルークス  池添謙一 5  8人気

18着 アドマイヤジャスタ  M.デムーロ 7  4人気

 

 

 

レース回顧

皐月賞上位3頭絡みで馬券も圧倒的に売れていた「3強」ムード漂う令和最初の日本ダービー。

レースは横山父から息子に乗り替わったリオンリオンが1000m通過57秒8という「まだまだ青いなあぁ」と思わせる玉砕的な逃げを打ったがこれはさすがにオーバーペース。

(松永幹夫調教師はレースをどのような心境で観ていたのでしょうか?)

これをロジャーバローズが最内枠を活かし、好スタートから離れた二番手につけ、実質的にマイペースで逃げているような展開となった。

浜中の空気を読めない好騎乗も素晴らしかった。

ロスなくインコースを折り合いをつけながら立ち回り、直線では早過ぎるくらいの仕掛けで、「いつやるの?今でしょ!」の林先生(ちょっと古い?)的なジャストタイミングでの追い出しでクビ差残した。

2着のダノンキングリー戸崎はもう少し早く仕掛けていれば届いたかもしれないが、後ろに2強(レーンと川田)を控えていてそれは酷な話というもの。

この微妙なレース展開と前が止まらない高速馬場がロジャーバローズに味方した。

ダービーは「運」の良い馬が勝つと言われるが、今回のダービーは正にそんな感じ。

断然の一番人気に支持されたキャッロトの至宝・サートゥルナーリアは馬場入り後入れ込み始め、首を上下に大きく振りややエキサイト気味。

そのまま落ち着くことなくゲートに入り、立ち上がりかけたところでスタートを切られてしまい痛恨の出遅れ。

その上向こう正面から外々を回し、ハイペースを追いかける形となってしまい、上り最速で追い込んできたもののさすがに最後は止まってしまった。

 

 

レーンよりやっぱりルメールだったらどう乗ったのか見てみたかった

◎レーン騎手のコメント

「返し馬では気が入っていたものの、コントロールは利いていました。

ゲート裏のタイミングでは早く走りたいと段々と昂ぶって来ていましたが、まだそれだけなら良かったところ、ゲートの中では隣の馬がうるさくて、それにつられてバタついてしまいました。

一度はスッと体勢を立て直せたものの、また隣がうるさくなると、完全にそれに気持ちがいって大きく頭をさげてしまいました。

ゲートを切られ時は伸び上がるような格好で、イメージよりかなり後ろからになってしまいました。

道中は前の馬が飛ばしていましたが、今日の馬場を考えると間違いなく先行有利でしたし、近くにいた馬に合わせていては余計に前との距離ができてしまうので、ロスを覚悟で自分から外を上がって勝負にいきました。

馬は頑張ってくれましたし、この距離自体が合わなかった訳ではありませんが、結果的には苦しい競馬になって終いが甘くなってしまいました。

今日はゲートがすべてですが、それを含めて上手く対応できず、本当に申し訳ございません」

 

入れ込んだのも、出遅れたのも、レーンの責任ではないという声が少なくないのですが、やっぱりルメールだったらどう乗ったのか見てみたかったですね。

・出遅れたとしても慌てて外々を向こう正面で追い上げたりしたか?

・そもそも出遅れたか?

・そもそもあんなに入れ込んだりしたか?

それは言いっこなしですね。

先週のオークスといい、今週のダービーといいレーンさん散々でしたね。

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ノーザンファーム「1強」の牙城を飛野牧場が崩す

ノーザンファームのダービー5連覇とG1連勝記録を阻止したのは初のG1制覇となった飛野牧場でした。

 

★ノーザンファームの快進撃

G1・7連勝中

大阪杯(アルアイン)

桜花賞(グランアレグリア)

皐月賞(サートゥルナーリア)

天皇賞春(フィエールマン)

NHKマイルC(アドマイヤマーズ)

ヴィクトリアマイル(ノームコア)

オークス(ラヴズオンリーユー)

 

日本ダービー・4連勝中

2015(ドゥラメンテ)

2016(マカヒキ)

2017(レイデオロ)

2018(ワグネリアン)

 

ロジャーバローズを生産した飛野牧場は北海道新ひだか町静内で50年以上営まれる個人経営の牧場です。

飛野代表曰く「心臓が飛び出しそう。本当にうれしい」というコメントがストレートに伝わってきます。

無双ノーザンファームがこの春のG1戦線でダービーを一番獲りたかったのは間違いありません。

その「1強」状態のノーザンファームが最も勝ちたかったレース(ダービーを勝たないと意味がないと言っても過言ではない)を個人牧場の馬がしかも日本人ジョッキーで勝ってしまったのはとにかく凄いの一言だと思います。

素直におめでとう!飛野牧場!

 

 

ロードカナロアの前に立ちはだかったディープインパクト

オークスに続いてダービーも「1着・2着」は終わってみればディープインパクト産駒でした。

ダービー1着 ロジャーバローズ

ダービー2着 ダノンキングリー

オークス1着 ラヴズオンリーユー

オークス2着 カレンブーケドール

アーモンドアイは絶対的な能力の違いで2400mを克服しましたが、ロードカナロアは2400mはやはり少し長いのでしょうか?

少なくともアーモンドアイは別格で、ロードカナロアに距離の壁があるのかどうかの判断もう少しサンプル数が必要なのかもしれません。

勝つと負けるとでは天と地ほど違ったであろうカナロアの種付料、2020年度はいったいいくらくらいになるのでしょうか?

今から陣営の発表が楽しみです。

それにしてもディープインパクト、おそるべき種牡馬です。

絶賛売り出し中のロードカナロアにまだまだトップの座を明け渡すつもりはないみたいです。

 

いかがだったでしょうか?

以上が【サートゥルナーリア日本ダービー4着で陣営に激震】空気読めない浜中騎手の歓喜とは対照的なお通夜のような角居調教師の無表情、でした。

「空気を読めない」などと失礼なタイトルをつけましたが、日本人ジョッキーで個人牧場の生産馬が、JRAを牛耳っている陣営が最も勝ちたい、勝たなければならないと位置付けているレースに勝利したことはとても意義があることだと思います。

ノーザンファームと外国人ジョッキーでなくても競馬の最高峰レースに勝てるということを立証した今回の日本ダービーは全てのホースマンの励みになったのではないでしょうか…

キャロットのサートゥルナーリアが勝てなかったのは少し残念でしたが、その舞台裏の悲喜交々をウォッチするのはとても楽しかったです。

特に角居センセイの暗い表情が印象的でした。

おそらく「過去最も笑わなかったダービートレーナー」として名前を残すのではないでしょうか。

競馬って(大人の事情って)ホント深いですね...

 

 

デビューを待つニンジン馬鹿クラブの2歳馬

近々デビューする予定の当クラブの2歳馬です。

出走したら思いっ切り応援するつもりです。

デビュー前は自分の馬が来年のダービーを勝つと誰もが信じて浮かれているものです。

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◎グランデマーレ(おしゃべりコスパが所有)

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2017年2月7日生

牡2歳 芦毛

父 ロードカナロア

母 グランデアモーレ

BMS ネオユニバース

生産 白老ファーム

関西 藤岡厩舎

 

◎サクセッション(ラストバブルが所有)

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2017年3月14日生

牡2歳 芦毛

父 キングカメハメハ

母 アディクティド

BMS ディクタット

生産 ノーザンファーム

関東 国枝厩舎

 

 

ブレッシングレイン ダービーへの道

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◎ブレッシングレイン

2017年2月6日生

牡2歳 鹿毛

父 ディープインパクト

母 レインデート

BMS Unbridled’s Song

生産 チャンピオンズファーム

関東 木村哲也厩舎

 

天然総帥、ラストバブル、トウシロひかる(私)の持ち馬です。

なかなかの良血馬で価格もそこそこ高いので正直期待しています。

 

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★木村調教師のコメント(キャロットHPより)

23日に美浦トレセン・木村哲也厩舎へ入厩しました。「育成は順調に進められたものの、所々に弱さがあり、馬体もアンバランスな面が目立っていました。それでも牧場のスタッフさんが丁寧に乗り込んできてくれたことで徐々に成長が見られ、体つきも少しずつ変わってきていましたね。まだ変わる余地はあると思うものの、移動を検討できそうな状況になりつつありましたし、このタイミングで入厩させていただきました。天栄を経由してきたとは言え、長距離移動で疲れも出ることでしょう。まずは体調をしっかりと確認し、慣らしながら動かしていきたいと思います」

 

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